takimono — atelier of shadow
陰翳に、
香りは棲む。
明るさが均された部屋に、香りの奥行きは立たない。灯を落とし、翳りを残した座敷で、沈香や白檀はようやく本当の貌を見せます。陰翳のための薫物を、京都の小さな家で一つずつ。
Fragrance dwells where the light is withheld.
01the scents
香り
季(とき)と翳りから名づけた、五つの薫物。いずれも天然香料のみを練り上げ、炷(た)くほどに沈んでゆく残り香を大切にしています。
I宵闇yoiyami沈香 / 墨 / 雨後の石畳
II燠火okibi白檀 / 龍脳 / 熾(おこ)った炭
III月魄geppaku白梅 / 麝香 / 冷えた絹
IV黒漆kurourushi伽羅 / 樹脂 / 古い書物
V霧籠kirigomori檜 / 苔 / 夜霧
02the atelier
調香の家
築百年の町家の、灯を落とした奥の間が仕事場です。香料は挽き、練り、寝かせる。急がないことだけを守り、機械の温度ではなく、指先と鼻先の記憶で配合を決めます。
一つの香りが世に出るまで、早くて一年。売り急がないのは、翳りの中でしか確かめられない余韻があるからです。年に四度、季ごとの少量だけをお届けします。
03in praise of shadow
美は、ものではなく、
ものが落とす翳りに宿る。
私たちは、光で満たすためではなく、翳りを豊かにするために香りをつくります。暗がりは欠落ではなく、余白です。
04visit
来訪
工房兼サロンは、ご予約制で開いています。灯を落とした座敷で、五つの香りを炷き比べていただけます。
- 場所
- 京都市東山区(詳細はご予約時にお伝えします)
- 開室
- 木・金・土 / 14:00 — 19:00(完全予約制)
- 香炷き会
- 月に一度、満月の夜に(定員 6 名)
- 連絡
- 075-000-0000 / atelier@in-ei.example