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視覺設計KPIとは?データでデザインを改善し、成果を出す方法

Webデザインの成果が出ないとお悩みですか? KGI・KPI設計のプロが、データに基づいたデザイン改善方法を解説。あなたのデザインをビジネスの成長につなげる秘訣を伝授します。

「視覺設計KPI」の本質とは?感覚のデザインを卒業し、データで成果を語る方法

「Webサイトのデザインを一新したのに、なぜか成果に繋がらない…」
「上司やクライアントに、デザインの価値をどう説明すればいいのか分からない…」

もしあなたが、Webサイトのデザイン効果に課題を感じているなら、その悩み、私には痛いほどよく分かります。株式会社サードパーティートラストのアナリストとして20年間、私は数多くの企業が同じ壁にぶつかるのを見てきました。せっかく時間と情熱を注いだデザインも、ビジネスの成長に貢献できなければ、それは自己満足のアートで終わってしまいます。

しかし、ご安心ください。デザインはアートであると同時に、ビジネスを動かすための科学でもあります。そして、その科学の言葉こそが「データ」なのです。この記事では、デザインの成果を客観的な数値で捉え、改善へと繋げるための羅針盤となる「視覺設計KPI」について、私の経験と考えを交えながら、深く、そして分かりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、あなたはもう「なんとなく」でデザインを語ることはなくなるでしょう。データという共通言語を手に入れ、自信を持って改善の舵を切るための、具体的で実践的な知識が身についているはずです。さあ、あなたのデザインに眠る真の価値を、一緒に解き放ちましょう。

そもそも「視覺設計KPI」とは何か?~数字の裏にある“人の心”を読む技術~

「視覺設計KPI」と聞くと、少し専門的に聞こえるかもしれませんね。難しく考える必要はありません。これは、Webサイトやアプリのデザイン、つまり「見た目」が、ユーザーの行動にどのような影響を与えたかを測るための指標(KPI)のことです。

WEB解析 / データ分析のイメージ

大切なのは、これを単なる「アクセス数」や「ページビュー」といった数字の集計で終わらせないことです。私たちが創業以来、一貫して掲げてきた信条は「データは、人の内心が可視化されたものである」というもの。例えば、「このページの離脱率が高い」というデータは、「このページでユーザーが何かに失望した、あるいは混乱した」という“心の声”の表れなのです。

デザインの良し悪しは、主観的な「好き嫌い」で語られがちです。しかし、ビジネスにおけるデザインの役割は、ユーザーの心を動かし、最終的に企業の目標 達成に貢献すること。その貢献度を客観的に測り、次の打ち手を導き出すために、「視覺設計KPI」は不可欠なコンパスとなるのです。

なぜKGIとKPIの区別が、ビジネスの明暗を分けるのか

KPIの話をする上で、絶対に避けて通れないのがKGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)との関係性です。この二つの違いを理解することは、まるで登山計画を立てるようなものです。

KGIは、あなたが最終的に目指す「山頂」です。例えば、「ECサイトの年間売上を1.5億円にする」「BtoBサイトの月間リード獲得件数を100件にする」といった、ビジネス全体の最終ゴールがこれにあたります。

一方、KPIは、その山頂にたどり着くための「登山ルート」や「チェックポイント」です。どのルートを、どのくらいのペースで進めば山頂にたどり着けるのかを示す具体的な指標。「山頂に登るぞ!」という目標(KGI)だけを掲げ、どのルート(KPI)を通るか計画せずに歩き出す登山家はいないはずです。しかし、ビジネスの現場では、この無謀な登山が驚くほど多く行われています。

WEB解析 / データ分析のイメージ

「デザインを良くして売上を上げる」というのは、KGIとKPIが混在した危険な状態です。売上(KGI)を上げるために、デザインで何を改善するのか? 例えば「商品詳細ページのカート投入率を5%改善する」「問い合わせフォームの完了率を10%引き上げる」といった、具体的で測定可能な行動指標こそが、私たちが設定すべき「視覺設計KPI」なのです。

「視覺設計KPI」設計のロードマップ:5つの実践的ステップ

では、具体的にどうやって「視覺設計KPI」を設計すれば良いのでしょうか。ここでは、私がクライアントと共に実践している、ビジネスゴールから逆算する5つのステップをご紹介します。

ステップ1:KGIの明確化(山頂を決める)
まず、あなたのビジネスにおける「勝利の定義」は何かを考えます。「売上20%増」「利益率5%改善」など、具体的で、誰が見ても分かる最終目標を一つだけ設定します。

ステップ2:ゴールまでの分解(登山ルートの候補を洗い出す)
設定したKGIを達成するための方程式を考えます。例えば、ECサイトの売上は「訪問者数 × CVR × 平均顧客単価」のように分解できます。この分解した要素の一つ一つが、KPI候補となります。

ステップ3:KPIの選定(最適な登山ルートを選ぶ)
洗い出したKPI候補の中から、視覺デザインの改善によって最もインパクトを与えられる指標を選びます。ここで重要なのは、「できるだけコストが低く、改善幅が大きいものから優先的に実行する」という視点です。派手な全面リニューアルより、ボタンの色や文言を変えるだけのABテストの方が、よほど早く安く成果に繋がるケースは少なくありません。

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ステップ4:測定環境の構築(コンパスと地図を用意する)
選んだKPIをどうやって測るかを決めます。Googleアナリティクス(GA4)の設定は万全か、特定のボタンクリックを計測するイベント設定はできているか。正しいデータを取得できなければ、羅針盤はあらぬ方向を指してしまいます。

ステップ5:評価と改善のサイクル(歩きながらルートを最適化する)
KPI 設定して終わりではありません。定期的に数値を観測し、仮説を立て、改善施策を実行し、その結果をまたデータで評価する。このこそが、KPI運用の心臓部です。

KPI選定の具体例①:ECサイトの場合

ECサイトで「売上10%アップ」をKGIに掲げたとしましょう。この時、ただ「CVR(購入率)」だけをKPIに置くのは危険です。ユーザーの購買行動はもっと複雑で、その心理段階に合わせたKPI設定が求められます。

例えば、私たちが注目するのは「カート投入率」です。商品詳細ページを見たユーザーのうち、どれだけの人が商品をカートに入れたか。この数値が低い場合、ユーザーは「欲しい!」と思う一歩手前で何かをためらっています。それは商品写真の魅力不足かもしれませんし、価格表記の分かりにくさかもしれません。ここにメスを入れることで、デザインが直接的に購買意欲を後押しできます。

また、あるメディアサイトの記事からECサイトへ送客するケースで、バナーのデザインをいくら変えても遷移率が上がらない、という相談を受けたことがあります。私たちは見栄えの良い提案にこだわらず、記事の文脈に合わせたごく自然な「テキストリンク」への変更を提案しました。結果、遷移率は0.1%から1.5%へと15倍に向上しました。「簡単な施策ほど正義」。これも私の経験から得た大切な哲学です。

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KPI選定の具体例②:リード獲得サイト(BtoB)の場合

BtoBサイトで「リード獲得数20%アップ」がKGIなら、KPIの代表格は「お問い合わせフォームの完了率」でしょう。しかし、その手前の「料金ページからフォームへの遷移率」や「導入事例ページの読了率」といった中間KPIも非常に重要です。

ユーザーは情報を吟味し、納得した上で問い合わせという行動に移ります。データを見て「導入事例ページで多くのユーザーが離脱している」と分かれば、それは「事例の内容が自社に合わないと感じた」あるいは「専門的すぎて理解できなかった」というユーザーの内心の表れです。であれば、打つべき手はフォームのデザイン改修ではなく、導入事例の切り口や見せ方を変えることかもしれません。

かつて私は、クライアントの社内事情に忖度し、改善すべきと分かっていたフォーム改修の提案を取り下げた結果、1年以上も機会損失を生んでしまった苦い経験があります。データが示す「避けては通れない課題」からは、決して目を背けてはいけない。その教訓が、今の私の提案の礎となっています。

KPI設定で陥りがちな罠と、それを乗り越えるために

「視覺設計KPI」を導入しないことは、羅針盤なく航海するようなものだとお伝えしました。しかし、間違った羅針盤を持っていても遭難してしまいます。ここでは、多くの企業が陥りがちな失敗例を、私の経験からお話しします。

一つ目は、「指標が複雑すぎて、誰も見なくなる」という罠です。かつて私は、画期的な分析手法を開発したものの、クライアントの担当者以外にはその価値が伝わらず、全く活用されなかった失敗をしました。データは、それを見る人が理解し、行動に移せて初めて価値が生まれます。経営層が見るレポートと、現場担当者が見るレポートは、おのずと最適な形が異なるのです。

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二つ目は、「データが溜まるのを待てずに、焦って判断を誤る」という罠です。特にサイトリニューアル直後などは、早く成果を示したい気持ちが逸ります。しかし、不十分なデータに基づく判断は、ほぼ間違いなく道を誤ります。データアナリストは、時にクライアントの期待や営業的都合というノイズからデータを守る防波堤にならねばなりません。「正しい判断のためには、待つ勇気も必要です」。これは、過去の失敗でクライアントの信頼を失いかけた私が、自分に深く刻んだ教訓です。

明日からできる、最初の一歩

ここまで「視覺設計KPI」についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。難しく感じた部分もあったかもしれませんが、一番大切なのは、「デザインの価値を、感覚ではなくデータで語る」という意識を持つことです。

もしあなたが、この記事を読んで「自社でも取り組んでみたい」と感じてくださったなら、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。それは、壮大な分析レポートを作ることではありません。

まず、あなたのビジネスの「山頂(KGI)」は何か、たった一つで良いので明確な言葉で書き出してみてください。 そして、その山頂にたどり着くために、デザインが貢献できそうな「チェックポイント(KPI候補)」をいくつか挙げてみる。すべてはそこから始まります。

もちろん、そのプロセスで「どのKPIを選べばいいか分からない」「どうやってデータを測ればいいのか」といった壁にぶつかるかもしれません。その時は、ぜひ私たちのような専門家を頼ってください。株式会社サードパーティートラストは、15年以上にわたり、データという羅針盤を手に、数々の企業の航海を支援してきました。

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私たちは単に数値を報告するだけではありません。その数字の裏にあるユーザーの心を読み解き、あなたのビジネスを成功に導くための具体的な航路図を共に描きます。ご興味があれば、まずはお気軽にお問い合わせフォームから、あなたの現状の課題をお聞かせください。あなたのデザインに眠る可能性を、私たちが最大限に引き出します。

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現状と目的を整理し、最小の設計方針を提示します。

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