Microsoft Clarityは安全か — プライバシーと導入前に確認したいこと
無料のヒートマップ・セッション録画ツールMicrosoft Clarityについて、プライバシー面の仕組み、導入時に確認すべき点、同意管理との関係を整理しました。導入を検討している場合の判断材料です。
文責:サードパーティートラスト編集部
Microsoft Clarityは、ヒートマップとセッション録画を無料で使えるツールとして広く導入されています。無料ゆえに「安全なのか」「プライバシーは大丈夫か」という不安の声も多いので、確認すべき点を整理します。
Clarityは何を記録するか
Clarityは、ページ上のクリック・スクロール・マウス移動、そしてセッションの再生(ユーザーの操作の記録)を取得します。ページの改善に使う行動データが中心で、これ自体は多くのアクセス解析と同種のものです。
プライバシー面の仕組み
Clarityには、入力フィールドの内容などをマスキング(伏せ字化)する機能があります。既定でも一定のマスキングが働きますが、フォームや個人情報を扱う画面では、マスキング設定を確認・強化しておくのが安全です。録画に機密情報がそのまま写り込まないよう、導入時に必ずチェックします。
同意管理との関係
Clarityも訪問者の行動を追跡するため、Cookie同意の対象に含めて考えるのが基本です。同意管理(CMP)やConsent Modeを入れている場合は、Clarityのタグも同意状態に応じて発火するよう設計します。プライバシーポリシーへの記載も忘れないようにします。
導入を判断するときの観点
- 改善したい画面が決まっていて、行動データが判断に効くか
- フォーム等のマスキング設定を運用できるか
- 同意管理・プライバシーポリシーに組み込めるか
無料だから入れる、ではなく、改善の目的と運用体制がそろっているかで判断すると失敗しません。導入や計測設計の相談は、お問い合わせください。
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