GA4の「イベント数」と「セッション数」は、何がどう違うのか
GA4はイベントベースの計測に変わり、「イベント数」と「セッション数」の関係が分かりにくくなりました。両者の定義と、なぜイベント数がセッション数より桁違いに大きくなるのか、そして旧UAの指標と混同しやすい点を整理しました。
文責:サードパーティートラスト編集部
GA4に移行して最初に混乱するのが、「イベント数」と「セッション数」の関係です。数字の桁がまったく違うので、どちらかが間違っているように見える。実際は仕様どおりで、粒度が違うだけです。
GA4はすべてがイベント
GA4では、ページの表示も、スクロールも、クリックも、購入も、すべて「イベント」として記録されます。page_viewもイベント、scrollもイベント、という設計です。だから「イベント数」は、サイト上で起きた計測アクションの総回数を指します。
セッション数は「訪問のまとまり」
一方セッション数は、ざっくり言えばsession_startというイベントが発生した回数、つまり「訪問のまとまり」がいくつあったかです。1回の訪問の中で、ユーザーはページを何枚も見て、スクロールし、クリックする。その一つひとつがイベントとしてカウントされます。
だからイベント数はセッション数より桁違いに大きい
1セッションの中に何十個ものイベントが入るので、イベント数がセッション数の数十倍になるのは正常です。「イベント数10万、セッション数5千」でも、おかしくありません。片方が壊れているわけではなく、数えているものが違うだけです。
混同しやすいポイント
- イベント数をUA時代の「ページビュー数」と同じだと思ってしまう。page_viewだけを見ればPVに近いですが、イベント数の総数はPVとは別物です
- セッション数をUAのセッションと完全に同じだと思ってしまう。定義が微妙に変わっており、タイムアウトや日付跨ぎの扱いが違うため、UAの数字とは一致しません
使い分けの目安
「何回起きたか」を見たいときはイベント(例:フォーム送信が何回)、「何回来られたか」を見たいときはセッション、と分けて考えると迷いません。レポートを作るときは、この2つを同じ軸に並べないこと。粒度の違うものを並べると、見る人が必ず誤読します。
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