サーバーサイドGTMとは — 仕組み、Cookie規制対応、導入を判断する基準
サーバーサイドGTM(server-side Tagging)の仕組みを、通常のGTMとの違いから解説し、ITP・Cookie規制への対応や計測精度の観点、そして「導入すべきか」を判断する基準を整理しました。
文責:サードパーティートラスト編集部
サーバーサイドGTMは、Cookie規制やブラウザのトラッキング制限が強まる中で注目される計測の仕組みです。ただ、すべてのサイトに必要なものではありません。仕組みと、導入を判断する基準を整理します。
通常のGTMとの違い
通常のGTM(クライアントサイド)は、ユーザーのブラウザ上でタグを発火させ、各計測・広告サービスへ直接データを送ります。サーバーサイドGTMは、いったん自社が管理するサーバー(コンテナ)へデータを送り、そこから各サービスへ転送します。
間に自社サーバーを挟むことで、送るデータを制御でき、ブラウザ側の制限を受けにくくなる——これが最大の違いです。
Cookie規制・ITPへの対応
SafariのITPなどは、ブラウザ上で発行されたCookieの寿命を短く制限します。サーバーサイドで発行したCookieはこの制限を受けにくいため、再訪ユーザーの識別やコンバージョン計測の精度低下を緩和できます。広告のコンバージョンAPI連携とも相性が良く、計測の穴を埋める手段になります。
導入を判断する基準
次に当てはまるほど、導入の効果が出やすくなります。
- 広告出稿額が大きく、コンバージョン計測の精度が売上に直結する
- Safari経由のユーザーが多く、計測データの欠損が無視できない
- 送信データの管理・ガバナンスを自社で握りたい
逆に、出稿が小さくCookie規制の影響が軽微なサイトでは、サーバー運用コストに見合わないこともあります。「話題だから入れる」ではなく、計測精度が事業インパクトに直結するかで判断するのが妥当です。
まとめ
サーバーサイドGTMは、Cookie規制下で計測精度を守るための有力な選択肢ですが、運用コストを伴うため向き不向きがあります。導入判断や実装の設計は、広告規模と計測要件を踏まえて行うのが安全です。詳しくはお問い合わせください。
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