Chrome Extension Manual / ClickPulse by 3PT – リンク一覧・リンク切れ・GA4/GTM計測チェック

ページ上のリンクを、一枚の表にする。

リンクの棚卸し、納品前の検品、GA4/GTMのクリック計測の点検。DevToolsを開かずに、サイドパネルで進めます。

画面構成

サイドパネル / 3モード

出力

CSV(BOM付き) / TSV / Markdown / URL

公開版

v0.2.0 / 日本語UI

用途を3つに絞ってある。

見たいものは場面ごとに違います。全部を同時に出さず、モードごとに必要な情報だけを見せます。

① リンク一覧

全部出して、そのまま表にする。

モードを開くと自動でスキャンし、ページ内の全リンクを表にします。URLだけを改行区切りでコピー、BOM付きCSVで保存、TSVやMarkdownでも取り出せます。「リンク切れチェック」を押すと、各リンクの到達状態を確かめて状態列に記録します。棚卸し表もリンク切れ点検も、このモードだけで終わります。

② 検品

出す前に、崩れているところを拾う。

空・仮リンク、参照先のないページ内アンカー、同一URLへの重複、mixed content、意味を持たないリンクテキスト、alt欠落の画像リンク、同じ文言で行き先が違うリンク、noopener欠落、内部リンクへのnofollowを問題リストにします。項目をクリックすると、ページ上の該当要素へ飛びます。

③ 計測チェック

クリックが取れる形になっているかを見る。

要素側に計測フック(id / class / data-*)があるかでリンクを色分けします。CTAらしい文言なのにフックがない要素、GA4の参照元を上書きしてしまう内部リンク×UTM、広告クリックID、フォームの送信先、dataLayerとGTMコンテナを確認できます。

リンク切れは、断定できるものだけ断定する。

到達しなかった理由は、リンク切れとは限りません。権限、bot対策、一時的な障害。区別せずNGにすると、直す必要のない箇所まで直すことになります。

断定する

NG(リンク切れ)

404 と 410 のみ。誤検知を避けるため、これ以外をリンク切れと断定することはありません。

断定しない

要確認

401・403(認証/アクセス拒否)、5xx(サーバエラー)、その他のステータス。bot対策や権限の都合で返っている可能性があるため、人の目で確かめる前提の分類です。

到達した

OK

リダイレクトされた場合もOKとし、最終URLを併記します。移転先を追いたいときはこの列を見ます。

負荷を抑える

確認のしかた

HEADを試し、拒否された場合だけGETで確認し直します。1回あたり20件、同一オリジンへは250msの間隔をあけて直列、別オリジンへは並列。1件8秒でタイムアウトします。

使うのは、だいたいこの4場面。

細部は下のマニュアルにあります。まずはどんなときに開く拡張なのかを掴んでください。

サイトを引き継いだ

① で全リンクを一覧にしてCSVに落とせば、そのまま棚卸し表になります。内部・外部・別サブドメインの内訳も同時に出ます。

納品前に点検したい

② でリンクの不備をまとめて拾い、① の「リンク切れチェック」で到達状態を確かめます。問題箇所はクリックでページ上の要素へ飛べます。

クリック計測を仕込む前

③ でフックのない要素を色で洗い出し、CTAらしいのに取れない要素を先に潰します。命名を決める前の下調べに向きます。

GA4の参照元が切れる

③ の内部リンク×UTM検査で、サイト内リンクに付いたUTMを洗い出します。セッションが分断される原因になっている箇所が分かります。

Chrome Extension Manual

機能別マニュアル

基本操作と、使うモードの項目だけ読めば足ります。判定の根拠が知りたくなったら、分類ルールまで下りてください。

01

基本操作と画面の構成

インストール、スキャンの仕組み、3モードの切り替え。すべてのモードに共通する前提です。

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インストールと起動

Chrome Web Storeから追加

Chrome Web Storeで「Chromeに追加」を押します。追加後、確認したいページを開きます。

サイドパネルを開く

ツールバーの拡張アイコンを押すとサイドパネルが開きます。画面右側に一覧と結果が表示され、対象ページを見ながら操作できます。

スキャンは自動

モードを開くと自動でページをスキャンします。開始ボタンはありません。ページを操作したあとに取り直したいときは「再スキャン」を押します。

結果の鮮度

パネル上部に、どのページをスキャンした結果かを表示します。表示中のページと結果のページが食い違っている場合は警告が出ます。ページ内アンカーの移動だけでは警告になりません。

モードの切り替え

3つのモード

「① リンク一覧」「② 検品」「③ 計測チェック」をタブで切り替えます。既定は ① です。それぞれ見せる情報を絞ってあり、全部を同時には出しません。

選択は保存される

最後に使っていたモードは保存され、次に開いたときも同じモードから始まります。

モードの説明

タブにマウスを乗せると、そのモードの目的と対象者が出ます。パネル上部の補足からは、そのモードで何ができるかの詳細を確認できます。

ページ上のオーバーレイ

色分けOFF

既定の状態です。ページの見た目を変えません。

種別色分け

内部を緑、外部を赤、別サブドメインを橙、ダウンロードとmailtoを青で塗り分けます。どこから外へ出ていく導線かが一目で分かります。

離脱ヒートマップ

サイト外へ出ていくリンクを強調します。回遊の設計を見直すときに使います。

計測フック有無

③ を開くと自動でONになります。フックのある要素を緑、ない要素を赤で塗ります。

02

① リンク一覧と書き出し

既定のモードです。棚卸し表をつくる作業と、リンク切れの点検はここで完結します。

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絞り込み

チップ

「全て」「内部のみ」「外部のみ」「計測フックなし」で絞ります。

テキスト検索

リンクテキストとURLで絞り込めます。

重複URLをまとめる

同じURLへのリンクが複数ある場合に1行へ集約します。純粋なURL一覧が欲しいときに使います。

非表示リンクを除く

画面に出ていないリンクを一覧から外します。折りたたみメニューやモーダル内のリンクを除きたいときに使います。

絞り込みは書き出しにも効く

画面で絞った状態が、そのままCSV・TSV・Markdown・URLコピーの内容になります。必要な範囲だけを渡せます。

書き出し

URLをコピー

URLだけを改行区切りでクリップボードに入れます。他のツールへ流し込むときに使います。

CSV保存

BOM付きで保存するため、Excelでそのまま開いても文字化けしません。

表をコピー(TSV)

スプレッドシートへ直接貼り付けられる形式です。

Markdownコピー

Issueやドキュメントに貼る用途に向いています。

出力列の選択

既定でONになっているのは、リンクテキスト・href・内部/外部・状態の4列です。「出力列の選択」を開くと、要素種別、画像パス、click_id、click_class、data属性、rel、target、URLパラメータ、親要素セレクタ、一意のCSSセレクタ、計測フック有無、ページURL、ページタイトル、取得日時などを追加できます。

表示件数

パネル内の表は500行まで描画します。書き出しは絞り込み後の全件が対象です。

リンク切れチェック

実行

「リンク切れチェック」を押すと、一覧のリンクへ順に到達確認を行い、結果を「状態」列に記録します。途中で「中止」できます。

確認のしかた

まずHEADで確かめ、HEADを拒否するサーバー(400・403・405・501)にはGETで確認し直します。リダイレクトは追跡し、最終URLを記録します。

負荷への配慮

1回あたり20件、同一オリジンへは250msの間隔をあけて直列に、別オリジンへは並列で確認します。1件あたり8秒でタイムアウトします。

ログイン状態を引き継ぐ

確認はブラウザのCookieを送った状態で行います。会員向けページが一律にエラー扱いされるのを防ぐためです。

判定

404と410だけをNGとします。401・403は認証やアクセス拒否、5xxはサーバエラーとして「要確認」に分類し、リンク切れとは断定しません。

03

② 検品で拾う不備

モードを開くと自動でスキャンし、問題リストを組み立てます。各項目をクリックすると該当要素へ移動します。

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リンクの不備

空・仮リンク

hrefが空、href="#"、javascript:void(0) のような仮のリンクを拾います。末尾のセミコロンの有無といった表記ゆれも対象にします。

アンカー切れ

ページ内アンカーのうち、参照先の要素が存在しないものを検出します。

重複リンク

同じURLへのリンクが同一ページに複数ある箇所を挙げます。

mixed content

HTTPSのページからHTTPを参照している箇所を、リンクとその他の要素の両方について検出します。

リンクテキストの品質

曖昧なリンクテキスト

「こちら」「詳しくはこちら」「続きを読む」「click here」など、それ自体では行き先が分からない文言を拾います。誤検出を増やさないため、完全一致で判定します。

alt欠落の画像リンク

画像だけのリンクで、代替テキストが設定されていないものを挙げます。

同一テキストで異なるリンク先

同じ文言なのに行き先が違うリンクを検出します。

rel と target

noopener欠落

外部または別サブドメインへ target="_blank" で開くのに、noopener も noreferrer も付いていないリンクを挙げます。

rel属性の集計

nofollow、sponsored、ugc が付いたリンクをまとめます。

内部リンクへのnofollow

自サイト内のリンクにnofollowが付いている箇所を挙げます。クロールを妨げるアンチパターンとして扱います。

04

③ 計測チェック

クリック計測を仕込む前と、仕込んだ後の点検に使います。要素の命名から見て取れることだけを扱います。

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計測フックの有無

色分け

モードを開くと自動でONになり、フックのある要素を緑、ない要素を赤で塗ります。

フックとみなすもの

id、data-*属性、または計測でよく使われる語(ga-、gtm、track、analytics、measure、js-click、click-、conversion、cv- など)を含むクラスがある要素です。

フックとみなさないもの

CMSが自動採番するid(menu-item-123、post-456 のような形や、末尾が4桁以上の数字だけのもの)は計測フックとして数えません。

フックなしCTA

申込・購入・資料請求・問い合わせ・見積・登録・予約といったCTAらしい文言やクラスを持つのに、フックがない要素を一覧にします。仕込み漏れが最も出やすい箇所です。

推定であることの前提

フックの有無は要素の命名から見た推定です。GTM側でテキスト・URL・CSSセレクタをトリガーにしている場合は、フックがなくても計測されています。実際の発火はGTMプレビューなどで確認してください。

URLと送信先

内部リンク×UTM

サイト内リンクにUTMが付いている箇所を挙げます。GA4の参照元が上書きされ、セッションが分断される原因になります。

広告クリックID

gclid、wbraid、gbraid、dclid、yclid、fbclid、msclkid、ttclid、twclid、li_fat_id、ldtag_cl を含むリンクを検出します。

フォーム送信先

ページ内のフォームの送信先を一覧にします。計測の対象から漏れやすい導線を確認できます。

dataLayerとGTMコンテナ

スキャン時にdataLayerの内容を取得し、含まれているイベント名とGTMコンテナを表示します。

ホバー検証

ホバー検証をONにする

ページ上の要素にマウスを乗せるだけで、その要素の属性が吹き出しで表示されます。1要素を深く見たいときに使います。

Alt+クリックで固定

見ている要素をパネルに固定表示できます。固定するとこのモードへ自動的に切り替わります。解除はEscキーです。

セレクタのコピー

固定した要素の一意のCSSセレクタをコピーできます。GTMのトリガー設定にそのまま使えます。

data-*属性ハイライト

data-*属性を持つ要素を紫の点線で囲みます。どこまで属性が振られているかを面で確認できます。

05

リンクの分類ルール

一覧の「内部/外部」列と、ページ上の色分けが何を根拠にしているかです。

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内部・外部の判定

内部

ホスト名が完全に一致するリンクです。

別サブドメイン

ホスト名は違うが、登録可能なドメイン部分が同じリンクです。co.jp、ne.jp、or.jp、ac.jp、go.jp、co.uk、com.au など主要な二段階TLDを考慮して判定します。

外部

上のどちらにも当てはまらないリンクです。

IPアドレス

IPv4とIPv6はドメインの階層を持たないため、分割せず全体で比較します。

その他の種別

ダウンロード

pdf、xlsx、docx、csv、zip、mp4 などの拡張子で終わるリンクです。GA4の拡張計測 file_download が対象とする拡張子に合わせてあります。

mailto / tel

メールと電話のリンクをそれぞれ分けて表示します。

#アンカー

ページ内移動のリンクです。

javascript: と空リンク

JavaScriptで処理しているリンクと、hrefが空のリンクを区別して表示します。

扱わないこと

計測フックの有無は、要素の命名から見た推定です。GTM側でテキスト・URL・CSSセレクタをトリガーにしている場合、フックがなくてもクリックは計測されています。逆に、フックがあっても実際にタグが発火しているかは別の話です。実際の発火はGTMプレビューやタグ診断で確認してください。

リンク切れチェックが見ているのは、そのリンクがいま到達できるかどうかだけです。404と410以外は「要確認」とし、リンク切れとは断定しません。JavaScriptで生成されるリンク、ログイン後にしか出ないリンク、無限スクロールの先にあるリンクは、スキャン時点でページに存在しなければ一覧に入りません。

対象は、いま表示しているページ1枚です。サイト全体のクロールはしません。複数ページを見るときは、ページごとに開いて書き出したものを突き合わせてください。

スキャンと確認はブラウザ内で行います。閲覧中ページの内容を3rdPartyTrustへ送信することはありません。保存するのはモードや出力列といったUI設定だけです。取り扱いの詳細はプライバシーポリシーに記載しています。

洗い出した先を、計測の設計に接続する。

ClickPulse が示すのは、いまのページの状態までです。そこから先の設計と実装は、株式会社サードパーティートラストが引き受けます。

  • クリック計測の命名規則の設計と、GTMトリガーへの落とし込み。
  • GA4のイベント設計と、サイト内UTMによるセッション分断の解消。
  • 書き出したCSVを起点にした、導線とリンク構造の見直し。
  • 計測仕様を運用に乗せ、改修のたびに崩れない体制をつくること。